発酵食品と言われて何を思い出しますか?
納豆・キムチ・ぬか漬け・チーズ・ヨーグルト・ワイン・ビール・・・
まだまだいっぱいあります。
発酵食品は免疫力アップ・腸に良いと思ってます。
少し調べてみました。
発酵とは
酵母・殺菌などのもつ酵素によって、糖質のような有機化合物が分解して、アルコール・有機酸・炭酸ガスなどを生ずる現象のこと。
例えばブドウ1gには約10万個の酵母が存在しますが、発酵が起こると、酵母の数は24時間で約4000万個、48時間で約2億万個にまで増えます。
このような活動の中で、微生物はエネルギーを獲得するために有機化合物を分解し、同時に副産物を作り出します。その中で、人間にとって役に立つ物質が作られる現象を発酵と呼んでます。
発酵と腐敗の違い
科学的には同じだそうです。人の価値観によって区分されるそうです。
微生物作用のうち人間生活に有用な場合を発酵、有害な場合を腐敗と呼んでいるのである。 したがって、臭いの強いくさややふなずしなども、微生物の有用性が認められるのであれば発酵食品と呼ぶことができます。
発酵技術
発酵は有益な食品を作り出すばかりでなく、その技術は様々な分野に応用されています。
*医療・製薬分野(抗生物質や抗がん剤)
*食糧生産分野(微生物の力でブドウ糖やアミノ酸を生成)
*環境分野(生ゴミや排水処理に発酵微生物を活用)
*エネルギー分野(持続可能な代替エネルギー)
発酵って凄いですよね。
地球上には1000種類以上の発酵食品があるそうです。
何種類知ってるかなぁ〜?
種類
*調味料:塩麹・醤油・魚醤・味噌・酢・みりんなど
*香辛料:豆板醤・コチジャン・かんずりなど
*豆類:納豆・豆腐など
*野菜:ぬか漬け・ピクルスなど
*肉:生ハム・サラミなど
*魚:鰹節・くさや・熟酢・塩辛など
*乳製品:ヨーグルト・チーズなど
*お酒:日本酒・ビール・ワインなど
*お茶:碁石茶・プーアル茶など
*パン・デザート:パン・ナタデココなど
発酵食品を上手にとって免疫力アップさせたいです。
メリット
(1)保存性の向上
多くは麹菌や乳酸菌などの発酵菌が大量に繁殖しているため腐敗菌が繁殖しにくい
(納豆には納豆菌が多く含まれているので腐敗菌は繁殖しにくい)
(2)栄養価の向上・健康効果
①腸内環境の改善
人間の腸には100兆個、重さにして1・5〜2kgとも言われる膨大な量の
細菌が存在し免疫機能にとって重要な働きをしています。
腸内には善玉菌20%悪玉菌10%日和菌70%が理想と言われてますが
日和菌は腸内で善玉菌が優勢になると善玉菌の味方をし、
悪玉菌が優勢になると悪玉菌の味方をする性質を持っています。
そのため腸内最近のバランスを善玉菌優勢の状態に
保つ事が健康維持に重要です。
ヨーグルトや漬物などに多量に含まれる乳酸菌は、他の善玉菌を助ける働きが
知られています。
納豆菌には悪玉菌の働きを抑制する力が認められています。
これらの発酵食品を摂取することで腸内環境が改善され、
免疫力が向上するといわれてます。
お通じを良くし体内に溜った老廃物の排除にも効果があります。
②代謝アップ
発酵食品に含まれるビタミンB群には、人の代謝を促進する効果があります
③血中悪玉コレステロールの減少
納豆や味噌などの大豆を原料とした発酵食品に含まれるイソフラジンには、
血中の悪玉コレステロールを減らす効果が認められています
(悪玉コレステロールの減少は脳血管疾患や心筋梗塞などの
予防にもつながります)
④抗酸化作用
赤ワインや味噌のポリフェノールは抗酸化物質として知られています。
老化の原因の活性酸素の発生を抑制し生活習慣病やがんの予防、
さらには若々しい見た目を保つのにも効果があるといわれています。
⑤ストレス軽減
漬物やヨーグルトなどの発酵食品にはGABAという神経伝達物質が多き含まれています。
神経をリラックスさせたりする抗ストレス作用があると近年注目を集めています。
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