タイトル
95歳まで生きるのは幸せですか?
作者
瀬戸内寂聴・池上彰
気になった所
サブタイトルに、老いのレッスン?
67歳の私でも若い時と違いあちこち痛いところが出てきてます。95歳の寂聴さんはどんな生活をしているのか気になって読みました。
読み終わって分かったこと
本当の老後は88歳からと寂聴さんは言ってます。80歳を過ぎて白内障、85歳で加齢黄斑変性、88歳で腰部脊柱管狭窄症で半年間の寝たきり、92歳の時も別の部位の腰椎圧迫骨。自分では気持ちは若くても体は老化していきます。大変なことです。
「寂聴さんの人生・出家・政治・経済・老後・宗教・夫婦・子ども」お話がいっぱい載ってます。みんな興味がある話です。
寂聴さんは、「老人は早く死んであげないと、若い人がかわいそうだと思います。若い人が面倒見ないと「あいつは薄情だ」なんて言われるじゃないですか。だけど薄情じゃないの。年寄りの面倒なんて見られないですよ。今の若い人は。自分の生活も大変なんだから。」
私は母が73歳で亡くなった時に、母の看病に後悔があり。寂聴さんの法話のC Dを何ヶ月も聴いてました。やっぱり説得力があります。
池上さんが「老い方のレッスンがあったら何から学びたいですか?」
医学、薬学それだけでは足りません。宗教や哲学の出番です。と書いてありました。
今回は書くことに悩みました。いつもは直ぐに思いついたことを書けてましたが、自分に落とし込む事が難しかったです。歳をとることは未知の世界です。人それぞれ環境や家族構成も違います。一日一日を丁寧に悔い無く良い言葉を口にして生活することかと思いました。
95歳まで生きるのは幸せですか? (PHP新書) [ 瀬戸内寂聴 ] 価格:946円 |
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